ウサギスイーツ

バレンタインデーにもらったお菓子の思い出

バレンタインデーと言えば…

「バレンタインデー」チョコをもらえない男子にとってこの日ほど時間が長く感じる日はありません。学生のころは、バレンタイン=煉獄(れんごく)というイメージでした。

学生時代にチョコレートをもらえなかった私は、チョコレートもらえなさ過ぎてかわいそうと理由で「同情チョコレート」をもらっていましたね。

同情チョコはもらえないよりかマシとおもい女の子にはありがとう!と心から感謝を伝えたものです。

※煉獄:天国と地獄との間にあるとされる場所。苦行と罰で清められた後天国にいけるとされる。

社会人になると…

モテない私は、モテないまま社会人になりました。

「社会人になったらさすがに同情チョコとかないだろうな」

とおもっていると、バレンタインデーに大量のチョコを持って現れる女性が…そうですいわゆる義理チョコってやつですね。

多分に漏れず私も義理チョコをいただきました。バレンタインデーに限らず、お世話になったお礼として何かとプレゼントをもらっていた私。数年務めていると、それが当たり前な感覚に陥っていました。

当たり前というものは、やがてそうではなくなるもの。当時の私は無くなるはずがないと考えていました。毎年チョコのもらい漏れはないという幻想にとりつかれていました。

あの日までは…

自分で立つ人生

社会人10年目に突入したころ、体調不良が続き会社を休みがちに。若い時のように体調がすぐに戻らずどうしようかと悩んでいた矢先、友人にどうすればいいか相談すると。

「自営業すればいいじゃない?」

と言われ、なるほどと相槌を打ち会社を辞めることに。会社に通っていた時は気づかなかった新鮮なものが目に留まり清々しい気分になる一方で、気づいてしまいました…そう2月14日カフェで仕事をしていた私は

「何かが足りない」

とおもいながら考えていました。もうすぐ2月14日が終わる23時頃に

「義理チョコがない」

という、今まで当たり前にもらっていたチョコがないことに気づいたのです(気づくの遅いですよね)季節ごとに確かに何か物足りないと感じていたのですが、まさかのバレンタインデーに気づいてしまうとは「さすが私」とおもいつつ義理チョコもゼロのバレンタインデーをすごしました。

でも、よく考えてみると、自営業に切り換えたおかげで今まで気づかなかったことにも目が留まるようになりました。視野が広くなったのですね。義理チョコはもう期待できませんが、ちゃんとしたチョコをプレゼントしてくれる人も探そうと決意して日でもありました。